Ansys Granta MIの規制物質モジュールのユーザーには、ケムウォッチの80千万件を超える安全データ シート(SDS)にアクセスしていただけるようになりました。この連携により、製品の組成情報のご確認が容易となり、それが世界的なコンプライアンスにつながります。
Ansysとケムウォッチの連携体制は、上のとおりです。ケムウォッチのSDSデータベースが、入手が困難な情報への簡単なアクセスを提供しています。
全世界において、何らかの規制が適用されている物質の数は、年々増加の一途をたどっています。その結果、多くの製品の開発、追跡および評価過程で、規制対象物質が製品に使用されているか否かを判断するという作業が、必要不可欠となっています。正確な成分情報がない場合には、次のような深刻かつ長期的な問題を生じる可能性があります。
製品の供給者は:
多くの供給者は、世界的な法規制に対応したSDSを作成できないため、SDSに書かれている情報が正確でないことがあります。たとえば、中国の製造業者が製品を輸出する場合、輸出先のすべての国に対応したSDSが必要になりますが、例えば欧州向けのSDSと米国向けのSDSでは、書かれている内容が異なる点に気を付けなければなりません。
ケムウォッチは30年以上にわたり、豊富な経験を持つ多数のデータ処理担当者によって、広範かつ成熟したデータ抽出プロセスを構築してきました。このプロセスでは、SDSから化学品管理に必要な70種類以上のデータを抽出しています。抽出されたデータは、Granta MIのExcelテンプレート形式でクライアントに提供され、ユーザーはMIインポートツールを使用して、簡単にドラッグ&ドロップでデータを取り込むことができます。
「Ansysとの連携とGrantaMIとの統合は、両者のお客様に大きく期待されてるプロジェクトです。化学品の組成情報は、化学物質/製品の要です」 と、ケムウォッチの 最高執行責任者であるクロード・ネリが述べています。
「この統合により、化学品やその他の製品のコンプライアンスに関して、一石二鳥の効果が期待できます。」
Granta MI用ケムウォッチ製品の利点: